横浜名物と言えば「港」です。
そのため、横浜名物・観光地は異国情緒があるものが多いです。
今回紹介する「ナポリタンスパゲッティ」もそんな名物の一つです。
喫茶店でおなじみの「ナポリタンスパゲッティ」はイタリアのナポリ発祥ではなく、実は横浜発祥の料理です。
もっと言えば発祥の地は、横浜を代表するクラシックホテルのホテルニューグランドです。
今回、ホテルニューグランドでナポリタンスパゲッティを食べたのでレポートします。
- ナポリタンスパゲッティ発祥の店は、山下公園向かいにある「ホテルニューグランド」
- クラシックホテルの喫茶だけあり、店内は高級感と余裕に溢れている。
- 土曜日の昼間に立ち寄りましたが1時間待ち
ホテルニューグランドとは?
有名なホテルなので名前くらい聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?
ホテルニューグランドは、横浜を代表するホテルです。
設立は1926年です。あと数年で100周年になります。
関東大震災の後に設立したホテルで、関東大震災の復興のシンボル的な役割を果たしています。
戦中、戦後もクラシックホテルであり、数多くの著名人が宿泊しています。
【ホテルニューグランドに宿泊した著名人】
喜劇王チャーリーチャップリン、ベーブ・ルース、ジャン・コクトー
池波正太郎氏、石原裕次郎氏、松田優作氏 など
横浜港の目の前ということもあり、海外の著名人も多く宿泊しています。
マッカーサー元帥も宿泊しており、マッカーサー元帥が宿泊した部屋は現在も宿泊可能です。
ナポリタンスパゲッティを食す
歴史のあるホテルニューグランドでは、数多くの料理が発祥していますが、
その中でも「ナポリタンスパゲッティ」は有名です。
~2代目総料理長入江茂忠が、米兵が茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を食べているのを見て、アレンジ加えて生み出した一品。~
ナポリタンスパゲッティは、ホテル1FのCafeで食べることができます。
観光地に近く、歴史あるホテルのカフェと言うことで人気があります。
土日に行った私は1時間程度待ちました。
カフェの入り口付近には歴史を感じる大きな階段があります。
このあたりからクラシックホテル感を感じることもできます。
また館内には歴史を感じる展示物が多数並んでいます。
カフェの店内は広々しています。
席の間隔があいており、豪華な雰囲気です。
ホテルのカフェだけお店の雰囲気もゆったりしています。
ナポリタンスパゲッティを食べると最初から決めてたので、
ナポリタンスパゲッティをすぐに注文しました。
お値段は2178円とナポリタンスパゲッティとしては高いです。
さすがのホテル価格です。
そわそわしながら待って10分くらいして給仕されました。
これが元祖ナポリタンスパゲッティです。
ナポリタンスパゲッティということあり、当然トマトの赤です。
具は少な目で玉ねぎ、マッシュルームを中心という定番のもの。
パスタはもちもちの触感。
味付けは、単純なケチャップ味ではなく、野菜の甘みがしっかりしました。
ホテルの食事ということだけあり、複雑というか高級感のあるような味付けです。
普通の喫茶店じゃ出せないです。
具が少なめでボリュームは多くないので、食事で食べるなら大盛やデザートをつけたくなる気がしました。
周囲の席では、プリンアラモード、ナポリタンスパゲッティ、ドリアなど発祥の料理を注文されている方が多いような気がしがしました。
まとめ
お値段を考えると少し悩んでしまうかもしれませんが、
1度くらいは食べてほしい料理です。
喫茶店とは一味違う濃厚な味わないはお値段相応です。
どこでも食べるものだからホテルクオリティを実感することができます。
また単純な飲食だけではなく、館内を散策するだけでも横浜の歴史を感じることができます。
中華街付近に行くときはぜひ立ち寄ってください。
基本情報
店名:ザ・カフェ
住所:神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館 1F
アクセス:みなとみらい線「元町、中華街1番出口」徒歩1分
営業時間:10時~21時30分